昔、現在の新京極商店街がある場所は寺社の境内でした。
天正13(1585)年、関白に就任した豊臣秀吉による京都大改造の一環として、
市中の多くの寺院が東京極通(現・寺町通)に集められました。
その周辺は門前町として形成され、次第に歓楽的な場所となります。
明治4(1871)年の社寺領上知令により、神社仏閣が所有していた土地は整理・没収され、
その跡地に新たな通りが造られました。
これが、明治5(1872)年末に誕生した新京極通です。
そして現在の三条通から四条通までの新京極通は、新京極商店街となっています。
寺社の領地の一部であったため、今でも商店街には7つの寺と1つの神社が現存し、
近年では御朱印巡りも人気です。
明治期には、芝居小屋や寄席などの劇場が集まるエンターテインメントストリートとして形成され、
やがて映画の誕生とともに、それらの劇場は映画専用劇場へと姿を変え、
京都市内の「映画を観るまち」として知られるようになりました。
1970 年代以降、映画産業の衰退とともに映画館の数は減少しましたが、
現在でも河原町エリア唯一のシネマコンプレックスがあります。
昭和の高度経済成長や東海道新幹線の開通もあり、
昭和30年代頃から京都にやって来る修学旅行生が増えました。
新京極商店街の周りには旅館も多数あり、その頃から修学旅行生向けのお土産物屋が増えました。
最盛期に比べると数は減少しましたが、お土産物屋が集まる商店街としても知られています。
刃物店、洋食店、化粧品店、飲食店など、長く営業している専門店も多数あります。
また、近年では、外国人観光客の増加により、外国人観光客向けのお店も増えています。

